
水原希子さん
モデルとしてキャリアをスタートさせたが、今は俳優、プロデューサー、デザイナーと枠に捉われずにチャレンジを続ける、水原希子さん。髪とご自身の関係について、お話を伺います。
『美しさは、個性だと思う』
美の基準が一つに絞られていた時代を経て、今ってすごくいい時代になってきたなと思います。身長が高かろうが低かろうが、どんな体型であろうが、その人が持っている個性というものを評価して、それが新しい美の基準になってきていると思うんですよね。それは、本当に素晴らしいこと。とはいえ、まだまだ固定概念に縛られている部分もあると思うので、SNSなどを通して新しい価値観を発信していって、今のいい流れをもっと大きく広めていきたいと思います。美というものは多様だし、人それぞれ美の基準も違う。だから面白いですよね。ある人にとって美しいと思うものが、別の人にはそうじゃないこともある。私が知らない美もまだまだあるから、ひとつでも多く見出していきたいし、その一つ一つをリスペクトしたいと思っています。
『髪がキレイだと、自分をちょっと
好きになれる』
よく、容姿じゃなくて心でしょとか、内面から変わらないとって言いますよね。でも、どうしても内面から変われないときってあると思うんです。そういうときは、ヘアでもファッションでもメイクでも何でもいいので、自分の外側の部分にエネルギーを注いであげるのがいい。例えば、私は髪が乾燥しやすいので、こまめに保湿するようにしているんです。髪がサラッとしていると、それは自分の自信につながるし、仕事にも清々しい気持ちで挑めるから。自分がよし!と思えるものがあると心が晴れてきて、表情まで変わっていく。そんな力がファッションやヘアメイクにはあると、私は自分の経験を通して感じています。
『毎日がチャレンジ。
そこから新しい景色が見えた』
昔は、何か一つを選択して、それをやり抜くことがプロなんだと思っていました。だから、ご縁があって映画のお話をいただいて、そこからテレビやドラマといった芸能の世界の扉が開いていったとき、嬉しさと同時に大きな不安を感じたんです。新しいチャレンジは魅力的だけれど、これまで築いてきたモデルとしてのキャリアや写真芸術への夢を諦めなくてはいけないんだろうかって。そんなとき、あるフォトグラファーの方が「希子ちゃんは芸術も芸能もできる人なんだから、どちらもしっかりやっていけばいいんだよ」と言ってくださったんです。その言葉に応援されて、モデルとしても役者としても一歩一歩チャレンジを続けてくることができました。一生懸命にやってきて本当によかったですし、だからこそ見えた景色や世界があると思っています。
『人生は一度きり。本当に
やりたいことをやっていきたい』
この仕事をしたら、何かにつながるんじゃないか。人って誰しもそう考えてしまいがちですが、そういう考えで選んだものは、結局は自分が苦しくなるんですよね。コロナが起きて、最近は「死」というものをみなさんすごく意識するようになったと思います。限りある命のなかで、自分はどんな人生を送りたいのか。仕事ひとつにしても、果たして私はその仕事にどのくらいのパッションを注げるのか、どのくらいの熱量でやりたいのか、ということをしっかり自分自身と対話していきたいと思っています。他の人がどう思うかよりも、自分がどうありたいかが最優先。30代になった今、これまでよりももっと自分の好きなことを追求して、一度きりの人生を悔いなく生きていきたいです。
『美しい髪からはじまる素敵な明日を伝えていきたい』
女性をもっともっと元気づけるための活動や、社会をより良くしていこうというメッセージの発信をLUXのような大きな影響力をもったブランドが行っていることを私はすごく大切だと思っているし、とても素敵だと感じています。今回、LUXのアンバサダーとして一緒に歩みを進めるなかで、私に何かできることがあれば、ぜひ一緒に取り組んでいきたいですね。髪を美しくすることで一人ひとりが自信をもって、ちょっとでも自分を好きになって、そのことが素敵な明日につながっていく。そんなことをメッセージとして伝えていきたいと思っています。
- 閉じる
- さらに読み込む